ボルシチについて考える。 ボルシチのキャラクターがいるとしたら、語尾は「ボル」と「シチ」のどちらが良いのだろう。
セブンティーンアイスを食べる。 17種類の味が自販機にあるはずだったけれど、売り切れが多くて5種類しかなかった。 ファイブアイスに改名しないと。
ビルに向かう。 移動中、最寄り駅からのアクセスを調べていて、やたら口コミが悪いことに気づく。 おそるおそる見てみると、徒歩15分とある。 みんな許してあげなよと思ったけれど、無理もないかもしれない。試験会場だし…。
雨音に驚く。 パラパラと降り始めたと思ったら、急加速してあっという間に「痛そうな」音になった。 上手く言えないけれど、雹のような音。降るものを降るもので例えちゃダメだわな。
ペットボトルのお茶を買う。 あっという間に干上がってしまった。喉が渇いているのではなくて、お茶を飲む癖がついているのかもしれない。 それにしても最近のペットボトルはすぐ潰れるな、と思った。 恐ろしい上司の発言みたいだ。
コンビニに行く。 エコバッグを持っていなかったので久しぶりにレジ袋を買ったら、思っていたよりもだいぶ小さかった。 どう見てもガム2個くらいしか入らない。 でかいお茶が入らない。
スーパーでドラッグコーナーを見る。 「内脂サポート」というサプリメントが売っている。内臓脂肪を減らしてくれるのだという。 どちらかというと増やす側のネーミングじゃない?
薬を飲む。 どこで間違えたのか、同じ数残っているはずの錠剤が片方だけ先になくなる。 どこかの日に片方飲み忘れたのか、あるいは同じものを2個飲んでしまったのか。 どっちもダサいけれど後者のほうが嫌だな。
自転車で大きな公園を走る。 ファミリーが近くを歩いている。母親らしき人が、子供たちに「ほら見て~おっきいわんわんがいるよ!」と言いながら、向かいの道の犬の方を示した。 俺も向かいの道を見る。 俺もおっきいわんわんを見たいから。情報源がよその家…
夜のスーパーに行く。 入り口に並んでいるリサイクル製品回収ボックスを見ると、(次来るときはペットボトルとかビンとかを持ってこよう)という気持ちになる。 特に夜遅い時間になると、ぼんやり照らされたボックスが妙な存在感を放っていて、より強く意識さ…
エッグセパレーターを使う。 隙間から白身が落ちていくのを見届けて、ちょっと目を離したら、いつの間にか黄身もなくなっていた。 白身用の隙間から黄身も落ちてしまったのである。 仮に自分が卵を分離するという一芸だけで飯を食っていて、この失敗をしてし…
ミニマドレーヌを食べる。 思ったより大きくて驚く。これより小さな「マドレーヌ」も結構たくさんあるんじゃないか。 「小生」みたいなものなのか。
カニクリームコロッケを食べる。 カニクリームコロッケのカニはクリームに馴染みきっているから、実は「カニクリーム・コロッケ」でもいいんじゃないか。 エビクリームコロッケの場合は、エビが自我を保っているから「エビ・クリームコロッケ」だと思う。明…
あまり混んでいない電車に乗る。 座れるほどではない車内で、しばらく開かない方のドアのすぐ横を確保した。反対側にも人が来てひと息ついている。 東大寺南大門の完成である。 しかし次の駅で、南大門の真ん中にもうひとり滑り込んできた。 狭い。他にいく…
ハンカチを忘れたまま家を出る。 家を出て10歩もしないうちに気付いたけれど、取りに帰る時間はない。 ハンカチ・アクセシビリティが失われてゆき、掴みどころのない不安が増大してゆく。一般にハンカチが果たすべき役割以上に、「ハンカチがある」という事…
家でゴロゴロする。 昼過ぎの時間帯は(ゴロゴロしてるだけで何もできてないな…)と思っていたけれど、夕方になって(開き直ってめちゃくちゃゴロゴロするぞ!)と決意したら、途端に一日が充実し始めた。 急に能動的になった感覚。 なんなら物理的にもちょっと…
ペットボトルの水をもらう。 普段ペットボトルの水は飲まないので、だいぶ久しぶりだ。 昔何かのイベントで出始めの「東京水」をもらったことを思い出す。 (浄水場、朝霞じゃん!)と子供ながらに思ったものだった。 去年製造終了していたとは知らなかった。 …
カレーを食べる。 真ん中のご飯を2種類のルーが挟んでいる、おしゃれカレーだ。 子供の頃はルーばかり食べてご飯が余ることが多かったけれど、最近はルーが余るようになってきた。 去年あたりが一番ちょうどよく食べられる時期だったのかなあ。
おにぎりを食べる。 今まで自分が握ったおにぎりっていくつくらいだろう、とふと思う。 全然わからないけれど、「2年間で2万個のおにぎりを握ったマネージャー」に勝てないのは確実だ。 そもそも、今食べているのも自分で握ったおにぎりではない。考える資格…
家の近所の通りを歩く。 街灯にちょっとしたイルミネーションがついている。 クリスマスを意識しているのだろうけれど、時期が早すぎてあまりピンとこない。 もしかしたら、ただのゲーミング街灯なのかもしれない。
カフェで紅茶を飲む。 隣り合ったティーの価格の差が気になる。 517円と519円。 揃えないだけの理由がきっとあるのだろうけど、店員さんはみんな知っているのかな。
ショッピングモールへ行く。 お昼ごはんが食べられる店はどこもかしこも大混雑だ。 「番号が呼ばれてから5分間来なかったら順番を飛ばします」という説明書きが店頭にあったけれど、店員さんがどう見ても5分待たずに無慈悲に飛ばしまくっていて面白い。
新幹線に乗る。 3人席に座っていたら、隣に男性アイドルのファンらしき2人組が座ってきた。 随分と気合いの入ったお姉さん方という印象だ。 けれど、「AKBが凄かったときウチら小学生だったじゃん?」という話をしているのが聞こえてきた。 なんてことだ。 …
荷造りをする。 いつもいつも、服を多めに詰めてしまう。 選択肢を持ち運んでいるのだと思いたいけれど、上下の組み合わせを考えるとそこまでの自由はないのである。 また移動するだけのシャツを生み出してしまうのか。
早起きをする。 昼過ぎに確実に眠くなるから、誰がなんと言おうと早起きは損だ。 というか昼が遠い。 時間が止まって見える。かっこよく書いているけれどとても困る。
入浴剤を使う。 「固形の入浴剤が溶けていくのを黙って見ていられる人」と書いて「おとな」と読むのである。 そう思いながら、今日も溶けて薄くなった白を粉々にする。
疲労で頭がぼんやりする。 昨日今日でマスク生活が始まったわけでもないのに、未だに酸欠気味になるのが解せない。 周りの人たちが酸素をもっていきすぎなんじゃないの?
お腹の具合が少し悪い。 国旗の表と裏のデザインが違うのか。 どうしてだ。
外を歩く。 雲のない青空を見て、「中央アジアみたいだな」と思う。 中央アジアに行ったことはないので、もしかしたら全然嘘かもしれない。 まあ、『カナリア諸島にて』を書いたときの松本隆もカナリア諸島に行ったことはなかったらしいし、どうにでもなるだ…
スーパーで買い物をする。 「特製散弾銃のご予約はお済みでしょうか?」という放送が流れてきて、ギョッとする。 こんなに物騒なところに住んでいたのか…と思って落ち着いて聞いてみたら「三段重」だった。 知恵が怯えを吹き飛ばす瞬間である。