病院に行く。 どうやら姿勢が悪いせいで身体がダメージを受けているらしい。 診察室でそう聞いた瞬間に背筋を少し伸ばした、その姿勢は褒められてもよいだろうなと思う。

マイメロディが言わなそうなことを考える。 サイバネティックス【cybernetics】 生物と機械における制御と通信を統一的に認識し、研究する理論の体系。社会現象にも適用される。第二次大戦後、米国の数学者ノーバート=ウィーナーが提唱。「舵手(だしゅ)」の…

引き算をする。 いつからか、自分の年齢を覚えていられなくなってしまった。 高校生くらいまでと比べて、1歳の差に大きな意味がないからかもしれない。 仕組みはわかっているので、毎回西暦の引き算で導けるけれど、繰り下がりがあるのが厄介だ。

洗濯物をたたむ。 靴下の組を見て違和感を覚える。左右のネイビーが微妙に違うのだ。 いつから左右違う靴下を履いていたのかわからないというのは、こんなに悔しいんだ。

コンビニに立ち寄る。 普通のコンビニかと思って店に入ったが、明らかに奥行きがない。薄いコンビニだ。 レジ列が店の中にぐるりと伸びている。慌ててパンを手にとって並ぶと、薄いコンビニは細いコンビニになった。 つられて細いパンばかり選んでしまった。

スーパーで買い物をする。 全てのセルフレジが少しずつ違うタイミングで喋っていて怖かった。 客2人しかいないのに本気出しすぎだ。

保冷剤をもらう。 アルファベットで何か書いてあると思ってみてみたら、"Horeizai"だった。 上手く言えないけれど、一瞬"Horizon"に見えることで間違いなく得をしている。

マウスウォッシュのホワイトニング効果に期待する。 そのあとすぐに紅茶を飲んでしまった。 自分がどうなりたいのかがわからない。

満員電車に乗る。 人と人との距離が近いせいで、どうしても周りの人のスマホの画面が視界に入ってしまうことがある。 今日は画面上で大きなジグソーパズルにいそしむ人を見かけた。 ものすごく手強い「私はロボットではありません」の可能性だってまだある。

洗剤を詰め替える。 洗剤を詰め替えるときに思うこと第1位: (本当にこれが正しい入れ方なのか…？)

ウイスキーを持ち歩いている人を見かける。 よく見たらリステリンだった。 ウイスキーの役割を背負わされている可能性もないとは言い切れないのが怖いところ。

皮膚科に行く。 それほど重症でないときの皮膚科はほぼ『水戸黄門』だと思う。 全ての人と全てのものが、予定調和的に「軟膏の処方」に向かって進んでいく。 時にマンネリと評されることもあるけれど、皆がそれを求めているのだからそのままで良いのである。…

帰り道でドラッグストアに寄る。 シャンプーを買わなければいけないことを思い出せて本当によかったと思う。 思い出せて偉かったので、ついでにお菓子も買って帰った。 キッチンペーパーのことはまた今度思い出してやればよいのだ。

久しぶりに外に出る。 雲ひとつない青空だ。久々に見る空はこんなに美しいのか、と少し感動する。 落ち着いて考えてみると、別に家にいても窓を開けて空を見ることは全然できた。 むしろ何故外の景色を全く見ていなかったのか。 怖くなってきた。

セールのお知らせを見かける。 79%OFFはもう「21%」だろ。

エアコンをつける。 エアコンをつけているときだけ部屋からミシミシという音が聞こえるのが怖い。 エアコンではないところから聞こえるのが地味に怖い。

ビャンビャン麺を食べる。 「𰻞」が象形文字だったら、どうしよう。

疲労感を覚えながら目を覚ます。 夢の中で、駐輪場で強風に煽られている誰かの自転車を必死に支えていたのだ。 (敢えて倒しておいた方が安全では？)

写真フォルダを整理する。 『ふるさと納税、山村が稼ぐ』というニュース記事のスクリーンショットが出てくる。 (山村って誰だ…？)と一瞬思って、はっとする。 あの日の自分も、きっとそう思ってスクショをとったんだ。

掛け布団のアスペクト比を考える。 横150cm、縦210cmだから5:7となるけれど、実態は7:5かもしれない。 朝起きたら布団はたいてい横長だからだ。

中学生くらいの男の子2人とすれ違う。 「居酒屋だけど、この前連れてってもらった「ぎょみん」は美味しかったな～！」 ぎょみん…？と思って、はっとする。 「うおたみ」だ。 すぐ近くに魚民があるけれど、果たして彼らは気づけるだろうか。 音読みと訓読みな…

100円ショップに入る。 そういえば家に無いな、と思っていた長い靴べらを見つけたので、購入した。 靴べらは一日の序盤で買うべきではない。家訓にしたい。

洗濯物を干す。 どうもおかしい。靴下の数が合わない。 よく似たネイビーの靴下2つが、片方ずつしかカゴにないのだ。 左右違う靴下を履いて過ごした日があったなんて、まさか、まさか。

ロッカーを探す。 やたら空きがあるエリアが見つかったので、そのうちの1つに荷物を放り込んだら、100円玉しか使えない古のロッカーだった。 両替機を探しに走るが見つからない。仕方ないので飲み物を買って100円玉を作った。 数時間後に戻ってきたら、「思…

カレーを食べる。 毎回「アチャール」が覚えられなくて(リチャードみたいなやつ…)と思っていたけれど、そろそろ覚えられる気がしてきている。

寝不足のまま電車に飛び乗る。 何歳になっても、「遠足前日わくわく寝不足小学生」になれるのは素敵なことだな、と思う。 でも、小学生のときは遠足の前の日も普通に寝ていた気がする。もちろん楽しみではあったけれど。 本当に「小学生」になったのはむしろ…

頭がぼんやりする。 寝不足なのか花粉のせいなのかわからないけれど、ペースを掴みきれないまま一日が終わる。 毎年、この時期にそういう日を過ごしてから、徐々に初夏仕様に身体が切り替わっていくので、特に驚きはなくなった。 けれど、もしかしたら新年度…

電車に乗る。 この時期だから仕方ないのだろうけど、今日もまた運転間隔の調整だ。みんな大変そう。 あんまり詰めすぎても良くないよと思うけれど、詰めすぎると良くないから間隔調整をするのだし、間隔調整をしないと偉い人に詰められるので詰み。

大通りを歩く。 風が強くて髪の毛がぐちゃぐちゃになった。 いつも思うのだけど、そういうときに周りを見渡しても、自分以外の人はそれほどおかしな髪になっていないように見える。なんでだろう。 みんな撫でつけが上手いのだろうか？

ボルシチについて考える。 ボルシチのキャラクターがいるとしたら、語尾は「ボル」と「シチ」のどちらが良いのだろう。